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2010年04月29日

小沢一郎、検察、メディア、アメリカ、、、ウォルフレン論文

 

 

以下、衆議院議員逢坂氏の4月15日配信のメールマガジンからです。多忙な逢坂氏がウォルフレン論文をまとめてくれています。日本のメディアがどれほど最悪かよく書かれています(太字にしたのは私です)。

1)権力闘争の謎

中央公論4月号に掲載の
カレル・ヴァン・ウォルフレンさんの論文
「日本政治再生を巡る権力闘争の謎」に関するメモです。

== 以下、メモ ==

いま日本は極めて重要な時期にある。
真の民主主義をこの国で実現できるかどうかは、
これからの数年にかかっているからだ。

それを実現するためには、
いくつかの険しい関門を
突破しなければならない。

民主党の理念を打ち砕こうとするのは、
国内の勢力ばかりではない。
アメリカ政府もまたしかりである。
====

民主党政権発足後の日本で
おこりつつある変化には、
実は大半の日本人が考えている以上に
大きな意味がある。

(明治時代、)
選挙によって選ばれた政治家の力を
骨抜きにするための仕組みが、
政治システムの中に意図的に組み込まれた。

民主党は、山県有朋によって確立された
日本の官僚制度という、
この国のガバナンスの伝統と
決別しようとしている。

民主党が自ら背負う課題は、
重いなどという程度の生易しいものではない。

民主党の閣僚が、
政策を見直そうとするたび、
何らかの、そして時には激しい抵抗に遭遇する。

彼らに抵抗するのは、有権者ではない。
それは旧態依然とした非民主主義的な体制に、
がっちりと埋め込まれた利害に他ならない。

これこそが民主党が克服せんと目指す標的。

政治主導によるガバナンスを可能にするような、
より小さな機構を、
民主党はほぼ無から創り上げることを余儀なくされている。

====

日本の官僚機構に備わった
長く古い歴史ある防御機能は、
まるで人体の免疫システムのように作用する。

あらゆる国々は表向きの、
理想的なシステムとは別個に、
現実の中で機能する
実質的な権力システムというべきものを有している。

非公式でありながら、
現実の権力関係を司るそのようなシステムは、
原則が説くあり方から遠ざかったり、
異なるものに変化したりする。

どのような政治取引や関係が許容されるかは
法律によって決定されるものではないというのが、
非公式な日本のシステムの重要な特徴。

日本の非公式な政治システムとは、
いわば超法規的存在なのである。

日本のシステムの内部には、
普通は許容されても、
過剰となるやたちまち作用する
免疫システムが備わっており、
この免疫システムの一角を担うのが、
メディアと二人三脚で動く日本の検察である。

検察とメディアにとって、
改革を志す政治家たちは格好の標的
である。

この日本の非公式な権力システムにとり、
いまだかつて遭遇したことのないほどの手強い脅威こそが、
現在の民主党政権なのである。

ウィム・ボートは、
日本の検察は古代中国の検閲
(秦代の焚書坑儒など)を彷彿させると述べている。

日本の検察官が行使する自由裁量権は、
これまで多くの海外の法律専門家たちを
驚かせてきた。

誰を起訴の標的にするかを決定するに際しての彼らの権力は、
けたはずれの自由裁量によって生じたものである。

検察官たちは法のグレーゾーンを利用して、
改革に意欲的な政治家たちを阻もうとする。

どんなことなら許容され、
逆にどのようなことが決定的に違法とされるのか
という区分はかなりあいまいである。

体制に備わった免疫システムは、
メディアの協力なくしては作用しない。

検察官たちは絶えず自分たちが狙いをつけた件について、
メディアに情報を流し続ける


====

日本の新聞は、
現在何が起こりつつあるかについて、
きわめて均質な解釈を行う。
その論評内容は各紙互いに非常によく似通っている。

日本の新聞は、
国内権力というダイナミクスを
監視する立場にあるのではなく、 
むしろその中に参加する当事者となっている


日本の政治がきわめて重要な変化のときを迎えたいま、
新聞が信頼できる監視者の立場に就こうとしないのは、
非常に残念なこと。

日本のメディアが何を報道してきたかといえば、
誰の役にもたちはせぬありふれたスキャンダルばかりで

日本人すべての未来にとって何が重要か、
という肝心な視点が欠落していたのではないか。

もし非公式な権力システムの流儀に影響されて、
民主党の結束が失われでもすれば、
その後の展開が
日本にとって望ましいものだとは到底思えない。

確固たる民主党とう存在がなければ、
さまざまな連立政権があらわれては消えていく、
というあわただしい変化を繰り返すだけのことになる。

すると官僚たちの権力はさらに強化され、
恐らくは自民党政権下で存在してものよりも
もっとたちの悪い行政支配という、
よどんだ状況が現出することのなろう。

====

民主党の行く手に立ち塞がる、
もう一つの重要な障害、
日米関係に対しても、
メディアはしかるべき関心を寄せてはいない。

それはアメリカ政府がこれまで日本を
完全な独立国家として扱ってこなかったことである。

ところが鳩山政権は、
この古い状況を根本的に変えてしまい、
いまやこの問題について公然と議論できるようになった。

この事実は、
以前のような状況に戻ることは二度とない、
ということを意味している。

====

日本の検察が、
法に違反したとして小沢を執拗に追及する一方、
アメリカは2006年に自民党に承諾させたことを
実行せよと迫り続けている。

このふたつの事柄からは、
ある共通点が浮かび上がる。

両者には平衡感覚とでもいうものが
欠落しているのである。

小沢のこの手の事件は、
他の民主主義国家であれば、
これほど騒ぎ立てることはない


検察はバランス感覚を
著しく欠いているのではないか。

日本の主だった社説も、
たとえ証拠が不十分だったとしても
小沢が無実であるという意味ではない、
と言わんばかりの論調で書かれていた。

日本の未来に弊害をもたらしかねぬ
議論を繰り広げるメディアは、
ヒステリックと称すべき様相を呈している。

====

アメリカはこれまでも日本を、
真の主権国家だとは見なしてこなかった。

だからこそ政権を握った後、
民主党は当然のごとく、
真なる政治的中枢を打ち立て、
従来のアメリカに依存する関係を
刷新しようとしているのだ。

日本の新政権が牽制しようとしている
非公式の政治システムには、
さまざまな脅しの機能が埋め込まれている。

日本のメディアは現在のようにスキャンダルを追いかけ、
果てはそれを生み出すことに血道をあげるのを止め、
国内と国際政治の良識ある観察者とならなければならない。

自らに備わる力の
正しい用い方を習得すべきである。

日本の市民は、
いま起こりつつあることは
一体何であるかをよく理解し、
メディアにも正しい認識に基づいた報道をするよう
求めるべきなのである。


== 以上、論文メモ引用、終了 ==

 

  


2010年04月28日

性犯罪、会社のことなど 22歳の学生のメールから

以下は、知り合って数年の22歳の学生からのメールの一部です。とても興味深いので彼女の許可を得て、掲載します。彼女の友人の名前、知り合いのグループ名は削除しました。彼女は英語力もあり(おそらく多くの中学校や高校の先生方より)、とても研究熱心で、前向きです。ジャーナリズム志望ですが、大手メディアには就職しようともしませんでした。就職説明会に行ったようですが、あまりにも内容がお粗末で笑っていました。(注:メールの一部を太字ににしたのは私です)

 

以下彼女のメールの一部です。

 

ところで、性犯罪に関してなんですけど、私自身それを意識して生活してみたところ、実際友人でも彼氏とのけんかでやけどを負わされたり、何度も痴漢にあう人とかセクハラを受けた人が身近に少なからずいたので驚きました。

 

そこでさらに驚いたのは、自分にも非があったからとか、仕方なかったとか、そういう理由づけをして自分の中で処理をしようとしていたことです。

 

そういう人が話しているのを目の当たりにして、身をもって「自尊心がない」と言っていたのは、こういうことかと本当に納得できました。それをもとに他のことにも視野を広げて考えると、さらにその「日本人女性と自尊心」ということについて深く考えることができました。すでに自尊心が乏しい「女性」が自尊心を持つにはどうしたらいいんだろうって思いました。

 

また、先日、OOの仲間と話して疑問に思ったことがあったんですけど、日本の会社で働く場合、上司の言うことはたとえ間違ってるとしても100パーセント正しくて、下に就く者はそれに従うのが当たり前と言われて、例えば上司に反感をもったり、上司とは違う意見を持ってそれを表に出したい場合はその会社から辞めるべきというようなことも言われました。

 

それが普通の世界だから、社会に出たらその環境になじめるようになっておかないとダメだよって言われたんです。

 

確かに、いまだに縦関係が激しくて、上司を無条件に敬うようにしている社風をもつ会社もあるとは思うのですが、私にはそんな会社で働いて何のためになるんだろう。ただお金をもらうだけで、自分の意見も言えず、自分の才能も十分に発揮できずに働くのは何の意味があるんだろう。何のために生きてるんだろうって疑問がいっぱいわいてしまいました。この考えは日本だけでなく万国共通なのでしょうか? 

 

上司に自分の意見を言うことすら許されないってとても閉鎖的だし、なんだか時代遅れな気もします。

 

ってこんなことまで話してすみません。私の中で最近ずっと気になっていることだったので、言ってしまいました。

 

(彼女のメールは以上です)

 

  
タグ :性犯罪就職


Posted by take at 19:29Comments(0)日記&その他

2010年04月28日

ものの見方 20歳の学生の話

 

今年に入って、一緒に食事をする回数が最も多い一人は20歳の大学生。

時間をすっかり忘れるほど話がおもしろくて、この前も、あやうく最終電車をのがすところだった。でも、人と同じことをして満足している同級生からは「かなり変わっている」と見られているようだ。彼女も多くの同級生(とくに男子学生)にはかなり批判的だ。無理もない。彼女はとてもしっかりしている。

 

彼女の家族はとても仲がよさそうで、家族の話がよく出てくる。とくにお母さんの話はよく聞く。彼女の話を聞いているととても人のいいお母さんのようだ。

 

しかし、次の彼女の一言は痛烈だった。

「お母さんが知っている世界はお父さんの目を通して見た世界なんです。お母さんは、お父さんの目を通してしか世間を見ていない。私はそれがとてもいやなんです」

 

20歳の彼女は、当然、男性優位の環境にどっぷりと何年もつかった人々が中心となる大手メディアの「視点」もかなり問題だということも理解していた。

  
タグ :視点


2010年04月18日

「マスコミの愚かさ」 森田実



社会が直面する政策や議論はほとんどゼロなのに、なぜ、誰が首相に「ふさわしいか」などとわかるのでしょうか。そんな世論調査に答えている人々もいいかげんなもんです。マスコミが政治を弄(もてあそ)んでいると森田氏は言います。

2010・4・16 (その2)

森田実の言わねばならぬ【330】

平和・自立・調和の日本をつくるために[330]
《今日の一言〈1〉》舛添要一氏の個人的野望をバックアップするマスコミの愚かさ/舛添氏の常軌を逸した過度のポピュリズム・政治遊びを騒ぎ立てているマスコミよ、冷静になれ! マスコミはこれ以上日本の政治を弄んではならない。人気投票的な首相候補ランク付けはやめるべきである。

「政は正なり」(『論語』)

 

 政治の根本は正義である。政治報道にあたる者は政治の根本が社会正義にあることを忘れてはならない。
 マスコミはタレント的人気のある政治家を応援している。いまマスコミが追いかけているのは、舛添、橋下、東国原らのタレント政治家である。どうしてこのようなタレント政治家ばかりを追いかけるのか、不見識も甚だしいと言わなければならない。
 舛添氏はテレビで名を売り、政界入りした政治家であるが、本質はタレント的テレビコメンテーターである。テレビで名を売り、その知名度を利用して生きているタレントにすぎない。
 自民党のなかにはこの舛添人気に頼って今夏の参院選を戦おうとしている愚かで幼稚な政治家がいるが、このような卑しい考えは捨てるべきである。
 自民党は野党に転落したあと、新綱領を作成した。党再建への真面目なアプローチとして私は評価している。自民党はこの新綱領のもとに団結して、夏の参院選に駒を進めなければならない時である。自民党の政治的基盤は地方・地域にある。マスコミを頼ってはならない。
 いま、舛添氏は自民党の団結を乱し、自己の野望を貫こうとしているように見える。この自民党を破壊する動きをマスコミは応援している。マスコミはこれ以上日本の政治を乱すのをやめるべきである。政治を弄ぶのはやめるべきである。マスコミよ、反省せよ!

 

  


2010年04月11日

チェックしているブログ (一部)


昨年12月以降の自分の生活における激変、激震で、ブログをなかなかアップデートすることができません。しかし、下記のブログ・サイトはしばしばチェックしています。

 

ライター清水直子のブログ

 

人権は国境を越えて 弁護士伊藤和子のダイアリー

 

平成暗黒日記

ジャーナリスト林克明氏のブログ

 

編集長・渡邉正裕公式ブログ

 

「自衛隊という密室 いじめと暴力 腐敗の現場から」暫定ブログ

ジャーナリスト三宅勝久氏のブログ

 

やはり、彼ら(三宅、林、渡邉)のようなジャーナリストが中心にならないとこの社会はダメでしょう。広告に登場しているNHKの国谷や毎日新聞の岸井、広告、CMに出ている鳥越が「ジャーナリスト」なんて言われているようではお話になりません。

  


2010年04月11日

「『日経の顔』早大教授セクハラで解職」

「日経の顔」田勢康弘早大教授がセクハラで解職

 

 

渡邉正裕氏この記事は素晴らしい。My News Japan

 

一部引用します。

 

田勢康弘は「日経を象徴する男」

 

2003年~2004年、日経で子会社の社長が逮捕されるほどの不正経理や、赤坂のクラブ「くぼ田」に3年間で8千5百万円も浪費する背任など不祥事が続発していた鶴田社長時代、田勢は社畜に徹し、何一つジャーナリストらしい毅然とした行動をとらず、腐敗経営陣と一蓮托生の道を選んで保身を図った。

 

(以上)

 

彼のような「ジェントルマン」がテレビで政治を語ってしまうわけです。やはり、日本の大手メディアのレベルの低さは普通じゃない。テレビ東京(03-5470-7777)はいつまで彼を出演させるのだろう。時間の問題では。

 

  


2010年04月10日

「サンデープロジェクト」と田原総一朗の退場



私がお世話になる半澤さんがリベラル21に書いたご意見を転載させてもらいます。文中に出てくる佐藤氏の考察はかなり寛大なものです。

2010.04.06「サンデープロジェクト」と田原総一朗の退場

私のメディア論(3)

半澤健市 (元金融機関勤務)


        
89年4月に始まったテレビ朝日系の「サンデープロジェクト」が3月に終わった。
田原総一朗が仕切った番組である。なぜか気になってつい見てしまう番組であった。
21年間は短くない。田原総一朗論らしき感想を書いておく。

《グローバリゼーションとバブル後の閉塞》
この21年で世界はどう変わったか。
天安門事件、ベルリンの壁崩壊、冷戦の終焉、9・11。詰まるところ世界は「グローバリゼーション」へ収れんしたのである。それは今も続いている。過去20年間、自分の生活に対して「グローバリゼーション」が最大のインパクトを与えた。こう感じる読者は多いと思う 。
「平成」になった日本の政治と経済はどう変わったか。


政治と経済
総理大臣は何人代わったか。竹下・宇野・海部・宮沢・細川・羽田・村山・橋本・小渕・森・小泉・安倍・福田・麻生・鳩山。首相15名、内閣の数は20であった(改造は非カウント)。鳩山由紀夫の登場をもって人は「政権交代」という。「日米同盟」は強化された。日本の陸軍・空軍はイラクに派兵され、海軍はインド洋に展開した。


GDPは500兆円で横這いである。20年間のゼロ成長。これが大方の実感である。日経平均は、89年に史上最高値の38915円をつけたが、09年には安値7054円となった。バブルの崩壊とその後の長い低迷。貧困社会と格差社会の発生。そのなかで日中貿易総額は日米のそれをを超えた。
レーガン・サッチャー・中曽根時代に始まるグローバリゼーションは、四半世紀のち日本では小泉と竹中が仕上げをした。弱肉強食主義である。多国籍大企業が栄えて国民経済が没落する枠組みの成立である。「国民経済」は今や自明のものでない。

メディア
日本のこのトータルな変化を、批判的にでなく肯定的に伝えたのが日本のメディアであった。新聞もテレビも、権力の監視者、護民官、批判者の色彩を失った。権力の機関誌となり「大本営発表」口移しメディアへ限りなく近づいた。日本メディアはグローバリゼーションに抱きしめられたのである。

《時代と共演した田原総一朗》
 田原総一朗は、「ワイドショー」よりは少し高いレベルで、政治を「茶の間」に招き入れた。それは一定の成果を挙げた。密室の政治をテレビ画面に移動させたという幻想を人々に与えた。
政治は政治家の一瞬の決断で決まる。政治は政治家間の権力闘争である。田原は政治をそういうものとして表現した。テレビ画面の狭い空間に政治家を閉じ込めて「イエスかノーか」と迫った。彼は自分の追及で宮沢喜一や橋本龍太郎を退陣に追い込んだと言っている。

田原はかつて「私は時代と共演したい」といった。その希望は見事に達成されたといえよう。この電波芸人は天才的なポジショニングによってグローバリゼーションとの共演を続けてきた。その演じ方には特色がある。田原が社民党や共産党の指導者に対する傲慢な態度と中曽根康弘に対するときの神妙・卑屈な姿勢を思い出して欲しい。
大統領退陣後の息子ブッシュへ田原はインタビューを行った。内容空疎なお仕着せ会見を日本人初の単独会見と宣伝した。要するに内弁慶なのである。

《「権力党員」の優等生として》 
田原総一朗の実像をグサリと指摘したのは元外務官僚の佐藤優である。評論家立花隆との対談で佐藤はいう。


私の理解では「権力党」という政党があるんです。/具体的な政党とは関係ないんです。権力というものは常にどこかにありますよね。その権力から常に外れない権力党員というものがいるんです。権力党員である条件は、権力の一番の中心には入らない。/権力に批判的な姿勢をとりながら、必ず権力の内側にいる。これが権力党員のコツですから、常に建設的批判者でなければならないんです。建設的批判者といっても、反体制的、左翼的にはならないんです。私の考えでは、ニュースキャスターで評論家でもある田原総一朗さんは、ホンモノの権力党員なんです。/独特の技法を持っていないと権力党員の党籍を維持できないからです。これは皮肉で言っているのではありません。メディアと政治をつなぐ回路として権力党員はとても重要です。しかし立花さんは田原さんと決定的に違う。権力党員ではなく、インテリゲンツィアなんです。(立花隆・佐藤優『ぼくらの頭脳の鍛え方』、文春新書・09年、155~156頁)

付け加える言葉は何もない。

《田原の退場と新しいモデルの可能性》 
田原総一朗は何故退場するのか。
彼のような恣意的で近視眼的なアジェンダの設定では、元祖アメリカが破綻した今、グローバリゼーションの再建はうまく行かない。「徹底討論」といいながら7、8人の論者が短時間をわめき合うスタイルでは現代日本は掌握できない。
今やメディアも世界の全体性を歴史の文脈で掘り下げる必要がある。
そのように考えて「つねにどこかにある」権力は、新しいメディアのスタイルを模索し始めたのではないか。権力だけではない。ここで「ブログ」の効用を述べるつもりはないが、視聴者、読者も次第にバカではなくなっている。

この文章を書いている4月2日夜、BSフジのニュース番組「PRIMENEWS」は「スウェーデン型に学ぶ 日本社会再生のヒント」と題して2人の専門家に1時間半語らせている。1人は政治学者で福祉政策専門家の宮本太郎、1人はスウェーデンの仕事が多いビジネスマン西野弘である。「サンケイ」グループの番組だと軽くみてはいけない。意外にも真面目で情報量の多い番組なのである。
こういう動きは「つねにどこかにある権力」と「バカではない人々」の双方がそれを求めているのである。新しい報道スタイルが必要になったのである。時代は動いている。

10年3月28日の「サンデープロジェクト」最終回には与野党の全党首が集まった。
民主党菅、自民党谷垣、公明党山口、共産党志位、社民党福島、国民新党亀井、みんなの党渡辺、日本新党田中である(民主党のみ副総理)。田原総一朗への賛辞が溢れた。
この「壮観」はジャーナリスト田原総一朗の「偉大さ」の表現なのか。与野党政治家の権力党員への「迎合」の表現なのか。日本的な美しい「人間関係」の表現なのか。花束を抱いて退場する田原を見ながら、私は「日本の現実を表象する異様な光景」だと思った。

(転載は以上)

 

  


2010年04月10日

「小沢氏は辞任すべき」とよく聞くが


「小沢幹事長は辞任しろ」とよく聞くけど

 

最近、取材以外で会った多くの人は、小沢氏は「いい加減にやめればいいのに」などと吐き捨てていた。なかには、もっと強い口調の人も。

 

主張することはいいことだが、その主張の裏付けは?

 

そこで、「小沢さんは何したの?」「なぜ辞めなくてはいけない?」と聞いてみると、誰一人として答えられない。このようなことを聞いたせいか、険悪な空気が漂い始めた気もしたし、こちらをにらむ人までいた(聞くのが自分の役割なので許してもらいたい、ただ、好奇心からどうしてそう思うのか知りたいだけなのだ)。

 

石川議員は辞任するべきだという大騒ぎもいつの間にかどこかへ消えていった

(当時はそう思っていても、今は石川議員って誰?と思う人も少なくないだろう、そんなもんだ)。そういえば、生方議員の報道もいつのまにか消えた。なんか、日本の報道の方は、あっちへ群れを成して押し寄せ、また、違う方向に押し寄せたりとご苦労が絶えないようだ。自分の貴重な時間をこんな最低レベルの「報道」だけには絶対に費やしたくない。

 

「政治と金」の問題など以前からある。ただ、どのように解決するべきかという議論があるのだろうか。

 

大手メディアは、小沢氏を批判する大臣や議員にはすぐにマイクを向ける。誰のコメントをメディアに掲載するかで、偏向報道などいくらでもつくれるのだ。

 

スナップショットのようなうわべだけの「報道」や偏った「報道」が朝から晩まで、そして翌日も繰り返され、そこから、ただなんとなーく分かったようなつもりになっていないだろうか。多くの人が言っているから、多数派の方が居心地がいいから、そのような主張をするのだろうか。だから、多くの場合、裏付けのない主張なのではないか。自分の主張を裏付けることができないのだ。

 

以前は、日本の人々は問題意識が低いと言われていたが(同じ日本の人々に)、それが、数年前は「民度が低い」になり、最近ではもっとすごい表現になっている。ただ、仕事や家事が忙しくてニュースをチェックする時間がないという人も少なくない。

 

罰することが、この国の人々はかなり好きらしい。足利事件の再審で無罪となった菅家さんも、当時は最初から世間に「犯人」扱いされていて、罰することを望む人は彼を支援する人々にかなりひどい言葉を浴びせた。まぁ、犯人扱いをした中心的存在がメディアだからお話にならないのだが。

 

最近会った20代の知り合いは次のように言っていた。

「メディアは不確定情報を流しすぎ。うちの家族も『容疑者』イコール『犯罪者』だと思っている。『まだ、犯人かどうか分からないでしょ』と言っても、家族は『だって、テレビが言っているもん』なんて言っている」

 

罰することで社会が良くなるとでも思っているのだろうか。この国では、およそ140年前までは封建制が続いていた、そんなバックグラウンドも影響しているのだろう。

 

だから、死刑制度も何にも理解しないまま、知らないまま、(それはそう、国もメディアも情報を与えないから)、死刑制度に「賛成」しているいいかげんな方々が多い。

 

  


2010年04月10日

大手新聞が「消費税引き上げのキャンペーン」

大手新聞が「消費税引き上げのキャンペーン」

 

「消費税は0%にできる」 菊池英博著 ダイヤモンド社

第1章「国民はこんなに騙されている」より

040ページから引用

 

数年前にニューヨークへ出張したとき、日本の大手新聞の駐在記者がこんな話をしてくれた。「本社から『アメリカの政府や学者が、日本の財政危機をどう思っているか報告してほしい』という指示がきた。そこで、日本研究などで知られる学者や識者に聞いてみて、驚きました。誰一人として、日本が財政危機だとは思っていないのですよ!」そこで、彼はこの事実を本社に報告した。しかし、本社では、この記者の取材結果を握り潰して、公表しなかった。驚くなかれ、現在、この大手新聞は消費税引き上げのキャンペーンをやっているのだ。

 

(引用ここまで)

 

 

  


2010年04月09日

「与謝野氏は議員辞職を、自民・田野瀬氏」



時事通信さんからの記事です。(ある専門家、曰く、「鳩山氏、与謝野氏などが離党した方が、自民党がよくなる」つまり、若手中心に再建可能だそうです)

与謝野氏は議員辞職を、自民・田野瀬氏

自民党の田郎総務会長は9日昼の記者会見で、自民党に離党届を提出した与馨元財務相について「(衆院選)比例で議席を得た人が離党して新党をつくるというやり方は非常に疑問が残る。議員辞職する方が分かりやすい」と述べ、新党に移るなら議員辞職すべきだとの考えを示した。

  


Posted by take at 13:44Comments(0)ニュース 

2010年04月09日

「消費税は0%にできる」「偽装財政危機に騙されるな!」


「日本の人々って簡単にだますことができるね」先日、知人が言っていました。


だまされても、だまされても、また、だまされるようですね。

 

ベン・バーナンキの知り合いでもある、菊池氏の書はお薦め、というよりは、絶対に読まなくてはいけないと思います。先日、菊池氏は鳩山首相、菅財務大臣にも会ってお話ししてきたそうです。

「消費税は0%にできる」 「偽装財政危機に騙されるな!」

菊池英博著

ダイヤモンド社

 

  


Posted by take at 01:17Comments(0)必読書

2010年04月06日

「トヨタの闇 ~「利よりも義」を~」


トヨタに都合の悪い真実を報道しない大手メディアをいつまでも信じ続けるかわいそうな方々へ。告知が多くなってすみません。以下の大変興味深い案内が送られてきたので、掲載します。

第二言論の結集 「草の実アカデミー」
第15回講演会
-----------------------------------------------------
トヨタの闇 ~「利よりも義」を~
-----------------------------------------------------

【講師】 篠原隆史(ジャーナリスト)
【日時】 4月17日(土)1:30開場 2:00開始 4:45終了
【場所】 渋谷区大向区民会館4F第1会議室
      渋谷区宇田川町38-4
 http://www.mapfan.com/index.cgi?MAP=E139.41.57.6N35.39.31.3&ZM=10
【交通】 JR渋谷駅 ハチ公口徒歩12分
【資料代】500円(草の実アカデミー会員は無料) 
【主催・問い合わせ先】  草の実アカデミー


 トヨタの欠陥車(大量リコール)が、アメリカをはじめ各地で大問題になっている。2007年11月に刊行された『トヨタの闇』 (ビジネス社)は、すでに大量リコールが発生していると指摘していた。
 あとがきに「そう遠くない将来に大問題を起こすのではないかと私は見ている」と私は書いた。それがいま現実化しているわけである。
 大マスコミは、アマリカ議会の公聴会に出席した豊田社長の様子を報じたり、技術的な問題や対応の遅れなどを批判的に報じている。識者もいろいろコメントしているが、本質をズバリ指摘しているものはほとんどない。

 なぜこれほどまでに欠陥車が大量に製造されるのか。それは生産現場で働く人々の人権が守られていないからである。長時間労働・過密労働でうつ病になり、過労死も一人や二人ではない。
 下請けには年に2回もコストダウンを強要し、外国人研修生を最低賃金以下で雇う問題も起きている。トヨタ生産方式、トヨタウェイは、働く人を追い詰めるシステムでもあるのだ。
 利益追求のための効率化を極度に追及して、働く人々を疲弊させている。これを改善しないかぎり問題は解決するはずがない。
 ところが日本の経済界では、労使関係を含む「トヨタ式」が礼賛されてきた。トヨタの手法が日本中に広まっている悲劇を今こそ食い止めなければならない。

 今回は、同じくトヨタを追及するジャーナリスト篠原隆史氏を招き、講演と対談を交えて、トヨタに見られる日本型経営システムに警鐘をならす。

 草の実アカデミー執行委員長 林克明