2009年09月03日
自民党の壁崩壊 - ベルリンの壁崩壊から20年後に
1989年のベルリンの壁崩壊から20年も経ちました。
その20年後に自民党の壁が崩壊しました。
(自民党は英語でLDP The Liberal Democratic Party)
もう10年くらい前だと思いますが、ある経済アナリスト(欧米出身の方)に次のように言われたことがあります。
「日本は絶対に変らない。日本の人々は変化が嫌いだ。だから、いつも政治が混乱していても不景気が続いても日本は絶対に変らない。日本人は最後の最後まで変化しないことを望むので、変化するときはもう手遅れの状態であることが多い」
まさしく今の状態ではないかと思います。
以前、日本で活躍していたオランダ人ジャーナリストであるカレル・ヴァン・ウォルフレン氏はあるアメリカメディアとのインタビューで、「日本はどうして変らないのですか?」との問いに、
「変っています。日本では毎日変化が起きています」と興味深い発言をしていました。しかし、その変化のスピードがかなり遅いのだと話していました。
2009年07月07日
岡目八目(2)テレビ番組
「教育レベルが高い」国のテレビ番組のレベルの低さ。
日本を初めて訪問した外国の人々が指摘したのが、テレビ番組のレベルの低さ。別に「岡目八目」にするまでもないとも思った、日本の人からも「あまりにもくだらないので最近はぜんぜん見ていない」という話もよく聞くから。
昨年、徳島で取材の帰り、アメリカ人二人と徳島市内の食堂に入った。食事が運ばれるまでの間、店内のテレビ(バラエティ番組)を何気なく見ていた一人が首を振りながら「信じられない」という様子で聞いてきた。
「日本のテレビ番組ってこんなにくだらないのか?」
そして、その次に続く質問は決まって、「日本の親は子どもがこんなテレビ番組を見ることを許すのか?」
事実、彼もそう聞いてきた。そのような質問には、たいてい、喜んでみている親もいれば、子どもの部屋にテレビがあるのでどんな番組を見ているかもわからないんだ、とこたえる。私の友人は「それは親が喜んで見ているんだ」という。
バラエティ番組で騒いでいた人間が、政治家にもなった、と言ったが、信じていないようだった。そのうちの一人が「総裁」なんていっているのだから、ほんとうに国全体が「バラエティ番組」になりそうだ。
日本は、相変わらず「教育レベルのかなり高い国」とみなされているので、これだけ教育に悪いテレビ番組が夜の7時から9時、10時の間に放映されていることを知りショックなのだろう。別の時期に日本を初めて訪れたアメリカ人の女性は、日本のテレビ番組は「So silly!(とてもくだらない)」と繰り返していた。彼女は子どもの頃から日本の文化に大変興味を持っていて、日本に関してかなりよいイメージを持っていた。滞在中、テレビ番組以外の日本に関する批判はほとんど聞かなかった。よほど自分の抱いている日本のイメージとかけ離れていたのだろう。それでも、いまだに日本人は勤勉だと強調している。次回は夫と来たいと渋谷のバーで話していた。