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2009年10月29日

記者クラブは「知の鎖国」の象徴

 

以下は、世界中で読まれている「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」に1993年6月16日に掲載された記事の一部です。日本に詳しいカリフォルニア州立大学サンディエゴ校のチャーマーズ・ジョンソン教授が書いたものです。今から16年以上も前の記事の中で「記者クラブ」が批判されており、それが世界中で読まれていたわけです。


Artificial Cartels of the Mind Justify Distrust of Japan

By Chalmers Johnson

 

Japanese newspaper readers themselves depend on news that has
been obtained under an implicit agreement that, in return for
access to a government agency, political party or industrial group,
nothing embarrassing will be printed…..
Until Japan relaxes these cartels of the mind, its process of
internationalization is meaningless.

 

 

「日本の新聞の読者は、(新聞が)政府省庁、政党、企業グループなどへアクセスできる見返りに、彼らが困るようなことは記事にしないという暗黙の了解のもとで書かれたニュースに頼っている。(中略)日本がこのような知の鎖国状態を緩和しない限り、日本の国際化の過程など無意味だ」

 

記者クラブの閉鎖性が含まれる「知の鎖国」という表現はアイヴァン・ホール氏の書のタイトルである「知の鎖国 - 外国人を排除する日本の知識人産業」を参考にしました。

 

自分たちに都合の悪いことは無視しがちな大手メディアはもちろん「記者クラブ問題」を報道してきませんでした。大手メディアを守ってきた多くの「知識人」や政治家の方々も問題視してきませんでした。社会のためにはまったくなりません。そもそも政府や警察の中だけにいて、「ニュース」を「報道」していること自体に問題があります。しかし、そのようなシステムに慣れた人々が現在新聞の記事を書いたり、社説やコラムを書いたり、テレビでコメントしたりしているわけです。ある意味、すごい、です。

 




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