『戦争を止めたい― フォトジャーナリストの見る世界 ―』
ぼくがお世話になっているフォトジャーナリストの豊田直巳さんが新刊を出版しました。戦争が勃発するかなり前からイラクで取材、大手メディアが報道しない現地の状況を伝えてきました。
以下、豊田さんからのメッセージです。
『戦争を止めたい―フォトジャーナリストの見る世界 ―』(岩波 ジュニア新書)
いまどき、流行らないと言わないでください。こうしている間
も、私たちが眠っている間にも、「何処と知れず」ではなく、
公然と、カメラの前でさえ「戦争」が続いてるのですから。
しかし、目をつぶれば、いいえ、テレビのリモコンを触っただ
けで、まるで「戦争」の方がバーチャルだったかのように、眼
前から消えて、画面には刹那を「楽しませる」無数の映像が流
されてきます。インターネットに接続したコンピューターの前
に座れば、まさに「情報の洪水」に流されそうです。
それでいながら、よく耳にするのは「何が起こっているのか、
よくわからない」というつぶやきです。わからないはずです。
「情報」番組ですら「わかりやすい」という決まり文句の下に
、一番大切な問題を切り落としてしまっているのですから。
「では、何が大切か?」とお思いの貴方。そういう貴方にこそ
、そのヒントになる現場を紹介したいという思いからスタート
したのが、本書です。成功しているか否かは、お読みになった
貴方の判断に、お任せするしかないのですが・・・。
サブタイトルに「フォトジャーナリストの見る世界」と付しま
したとおり、写真は扉を含んで81ページ分、全59点ですので
、「気分は写真集」のような感じにもなっております。
是非、お手にとってご覧いただき、お気に召しましたら、ご友
人にもご紹介いただければ、嬉しく思います。
ということで、拙著を宣伝する「恥ずかしさ」も省みずの、お
知らせとお願いです。
豊田直巳拝
豊田氏ホームページ
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