雇用のミスマッチ(9)「コネばっかり」

take

2009年03月19日 18:19

知り合いの息子が大学を卒業し大手企業に就職した。「あの大学からは無理でしょう」などと周囲の人が囁くように、その知り合いの知り合いAの紹介で入社できた。いわゆるコネ。大学で就職が決まるわけではないと思うが、現実、おおいに関係ある(企業の人々も認めている「当然ですよねー」と)。また、その知り合いAの娘も仕事がきつくてやめた。南の島で働こうと考えていたが、Aの紹介でうまく転職できた。
景気が悪いから「コネばっかり」と、コネで入ったまた別の知り合いは言う。
友人に話すと、そんなこと言ったら、メディアはコネばっかりだ、と。
「テレビ局なんかコネばかり」と以前、叔父(元アナウンサー)が言っていた。
そう言えば、芸能人、元野球選手、元大臣の子どもなどがテレビ局で働いている。
今まで知り合った新聞記者も父親がそうだった、という者が多い。
こんなことを言うとぼくが羨ましがっているなどと言う人もいるのだが、そう言うこと自体、彼らと価値観が一緒だと、勘違いされているというか、自分たちの価値を勝手に押し付けてくるというか。
というか、ぼくもその叔父に頼むことができたのに(就職を)、と思わない?

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