日本は直ちにヨウ素剤配布を、フランスNPO

take

2011年04月01日 10:11

時事通信からの記事

2011/04/01-10:02 日本は直ちにヨウ素剤配布を=仏NPO〔福島原発〕
 【パリ・ロイターES=時事】フランスの独立非営利団体、CRIIRAD(放射能独立研究情報委員会)のコリンヌ・カスタニエ代表は31日、ロイター通信とのインタビューで、日本の当局は甲状腺がんの急増を防ぐため、放射性物質の体内吸収を抑えるヨウ素の錠剤を直ちに、できるだけ広範囲に配布する必要があると強調した。
 カスタニエ代表は、日本では放射線に対する甲状腺の感受性を過小評価しているとした上で、ヨウ素剤服用の基準を現在の100ミリシーベルト(mSv)から引き下げる必要があると述べた。
 フランスは2009年、原子力災害が起こった際のヨウ素剤服用の基準を、ロシアのチェルノブイリ原発事故に伴い世界保健機関(WHO)が定めた基準に従い、100mSvから50mSvに引き下げた。
 WHOはまた、児童、妊婦、授乳中の母親への基準を10mSvとしている。

関連記事