金持ちは政治ゲームに忙しい

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2010年01月26日 00:13

金持ちは政治ゲームに忙しい。 あんたの生活などどうでもいいの、知らなかった?

 

これだけテレビ局や新聞(大手、地方紙)、通信社があっても、どこも「小沢氏の問題」ばかり(朝から晩まで、真剣うんざり)、しかも、どこもほとんど一緒(大胆なリストラが必要では?)。

 

以前からお話ししているように、メディアの報道にまったく欠如しているのはあんたの生活。でも、あんたの生活などどうでもいい、景気もどうでもいい、「小沢氏問題」の政治ゲームで忙しいから、それどころでないのです、期待していたらダメ、後が悲しいから。

 

民間はとても厳しい、景気はどうなるのか、どこに行っても同じ声を聞いてきた。ところが、メディアも自民党も「小沢氏の問題」で大忙し。国民の生活などまったく気にならない。彼らはとくに生活に困っていないからだ。スーパーで、20パーセント割引になっている巻き寿司パックが50パーセント割引になるのを待つ必要もない(何を話しているか分からない人もいるでしょー)。

 

今日出会った彼は今の給料では出産費用、その後の費用が出せないので、現在は妻との間に子どもは難しいと話していた。

 

「国会は冒頭から波乱含み」なんて言葉(毎年言ってないか?)で、仕事が成り立つのだから、大手メディアは「素晴らしいお仕事」だ。彼らって、ちなみにこのレベルで正社員。

 

「小沢氏問題」に関して忘れてはいけないのはタイミング。国会開会直前、しかも、金曜日に、石川議員らの逮捕。翌週、国会が始まると、メディアは「国会は冒頭から波乱含み」と相変わらずの一言。世襲議員の割合がいっそう高くなった自民党も「小沢氏追及」に大忙し、。とくに生活に困っていないから。メディアにも「世襲ジャーナリスト」います。

 

もう一つ大切なことは、これだけ小沢さんで騒いでいるときに、報道されない問題(騒いでいない時でも重要な問題は報道されないが)。官僚の方々はさぞかし楽しいことだろう。国交省でも、総務省でも、どこでも、記者さんは小沢さんのことを聞いてくれるから、また、小沢氏は追及しても、自分たちは追及されない。

 

先日、息子さんを失ったお母さんから電話をもらった。「責任は国にある」と本人も周囲も言っているが、もちろんニュースにはならない。

 

「小沢さんのお金の問題より大切な問題はいくらでもあるんですよ」とお母さんは言っていた。

 


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