2010年08月12日
女性自衛官セクハラで控訴断念
以下、北海道新聞より。この件はほとんど報じられなかった。防衛省の記者クラブの「ジャーナリスト」は何をやっているのか。
女性自衛官セクハラで控訴断念 賠償命じられた国側
北海道の航空自衛隊基地で、同僚の男性自衛官からわいせつ行為を受け、上司に退職を強要されたとして、元自衛官の女性が国に損害賠償を求めた訴訟で、防衛省は12日、性的暴行や退職強要を認定し、国に580万円の支払いを命じた札幌地裁判決に対し、控訴しない方針を明らかにした。
防衛省は控訴断念の理由を「女性の心情など諸般の事情を考慮し、司法の判断を受け入れることにした」としている。訴訟では「性的行為は合意に基づく。退職強要もない」と争っていた。
7月29日の判決は、性的暴行について「自衛隊内の階級的上下関係を利用して行われた」と認定。上官の対応を「被害を訴えた女性を厄介者とし、退職に追い込もうとする露骨で不利益な扱いだった」と非難した。