2009年07月25日
ビールCMに圧倒された1日
知り合いのお医者さんが、かなりあきれた様子で、「他の先進国で昼間からこれほどビールのコマーシャルしないでしょう」とぼくに聞いてきたことがあります。「たしかに」とそのときは答えたように思いますが、自分はビールも缶チューハイもほとんど飲まないので、正直言って、それほど気になっていませんでした。子どもがいると気になるのかもしれませんが。
しかし、それにしても今日は多かった。今日1日で昼間から今までかなりビールを浴びせられた気分。大型の液晶やプラズマで見ていたら、全身にビールが染み込んでいたかもしれません。次から次へとビールと缶チューハイのCMオンパレード。週末や夏休みで子どもがテレビを見ていようが、昼の時間帯であろうと、まったくおかまいなしにアルコールのCM攻勢、といった感じです。
飲酒運転のニュースでは騒ぎに騒ぐ大手メディアは、ビールの新製品発表をニュースでも取り上げて大宣伝しているのですよ。なんか、おかしくないですか。というか、ニュースでも大きく取り上げますから、コマーシャルもお願い、などという話がありそうです。
アメリカのジャーナリストが書いた本で、日本のアルコール依存症の人々の深刻な状況に関して読んだことがあります。そんな報道もまったく出てこない。大手メディアを含む企業の社会的責任なんてやはり口だけなのでしょうか。
「これだけビールのコマーシャルを昼間からやっていて、子どもを持つ親はどう思うのだろう」と友人に聞いたことがあります。彼女は「あんた何にも知らないのね」といった表情で一言。
「その親たちが朝から飲んでんのよー」
2009年07月25日
新聞業界から政治家への金
次のリンクは昨年9月に公表された日販協政治連盟の政治資金収支報告書です。
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/000027173.pdf
(日販協とは日本新聞販売協会)
収支報告書の5ページ、9ページ、10ページを見てもらうと、いかに自民党と公明党が新聞業界からお金をもらっているかがわかります。なかでも中川秀直氏、高市早苗氏は突出しています。中川さんがメディアに登場する機会が多い(ほとんどいつも批判されることなく)のは、偶然ですかね。
ここまで特定の政党や政治家を支援していて、フェアな報道ができるのでしょうか。
参考
「中川秀直、高市早苗、山本一太…新聞業界からカネを貰い癒着する『新聞族議員』たち」