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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年06月15日

17年以上も自由を奪われ 菅家利和

 
実は、先週、17年以上も国に自由を奪われた「足利事件」冤罪の被害者・菅家利和氏にお話を聞くことができました(日本のメディア流に言うと、我々の「単独インタビュー」に応じてくれました、あるいは、菅家氏を「直撃」しました)。

菅家氏に関する記事はオーストラリアの
The Diplomatに週明け掲載予定です。菅家氏が長時間の取り調べで刑事に蹴飛ばされたり、髪を引っ張られ、怒鳴られるなか、虚偽の自白をさせられたことはすでに報道されています。その彼は、今、多くのテレビカメラとフラッシュの前で、「警察、検察、裁判所は許さない」と堂々と繰り返しています。何が彼を変えたのか疑問に思っていました。その質問に、彼は刑務所で「もまれた」からだと答えました。長年刑務所暮らしの「主」のような人間がいて、その男にたびたび暴行を受けたということです。殴られ、蹴られ、洗面器の水に顔を突っ込まれ、しかも、排泄物まで食べろと言ってきたそうです(菅家氏はもちろん従いませんでした)。肋骨を折られたときはあまりの痛みに体を動かすこともできなかったと言います。刑務所にぶち込まれることがなければ、そんな暴行にあうことももちろんありませんでした。

メディアの問題も深刻です。警察や検察の発表をそのまま書き、独自に調査しないことが問題です。いったい、新聞社、テレビ局や通信社は何社あり、どのくらい大勢の人間が働いているのでしょう。人数も金もあってもできていない。つまり、ジャーナリズムが機能していないのです。

最後になりましたが、菅家氏が故郷以外に今訪れたい場所が鎌倉と京都だそうです。以前から、京都が大好きだと話してくれました。

  


Posted by take at 07:00Comments(0)ニュース