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2009年04月04日

15年前の書から学ぶ

「官僚とマスコミ大批判 日本をダメにする二つの守旧派」
森田実 東洋経済新報社 1994年5月出版

今もう一度読むと大変勉強になる一冊。

(P75より引用)
最近、私はバブル経済時代に経営の中枢部にいた古い知人と会う機会があった。倫理的に優れた尊敬すべき人物である。私はこう質問した。「あなたほどの倫理にきびしい人物が経営内部にいて、バブルの狂乱の流れを食い止めることはできなかったのですか」
これに対してこういう返事が返ってきた。「戦前と同じでした。日本全体が反米意識の囚になり、軍部はもちろんマスコミも官庁も経営者もすべてが戦争に向かっていたあのとき、良心的な人がなにをいっても踏み潰されるだけでした。バブル経済期にそれと同じことが起こったんですよ」

(p. 178より引用)
政治は、アリストテレスが説いたように、本来的に社会の幸福の極大化のための技術でなければならない。
(P.182より引用)
政治権力というものは世論の高い支持率に慢心し過ちを犯すことが多い。国民が政治をうまく使うために必要なのはきびしい批判である。知恵ある国民なら政府に高すぎる支持は与えないだろう。
(参考: 小泉内閣発足直後の内閣支持率87% (読売新聞調べ))



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