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2012年12月15日

「こんなに怖い選挙はない」

「こんなに怖い選挙はない」

同じく安田氏からいただいた記事です。

島田佳幸(中日新聞社・社会部長)「こんなに怖い選挙はない」(『中日新聞』
2012年12月5日):

気になることがある。衆院選を前に過日、小紙が行った世論調査の結果だ。例えば、
優勢が伝えられる自民党についてみてみよう。

比例で自民党に入れるとした人の3割弱が、「憲法9条」の改訂には反対だと答え、実
に半数近くが、将来的な「原発ゼロ」を求めているのである。

言うまでもないが、自民党は9条を変える、と宣言している。そして、原発は維持し
ていく立場だ。

無論、この二つの課題に対する回答者の賛否と投票先の主張がずれている例はほかの
党でもみられる。

こうした“矛盾”、考えられる理由は二つだ。一つは、9条や原発以外にその党を選
ぶ決め手の公約があるという可能性。そして、もうひとつは、その党の主張をよく咀
嚼(そしゃく)せず、「何となく」投票先に決めているというパターンだ。前者なら
まだしも、後者はあまりに危険である。

二度と戦争をしてはいけない、というのは無論、戦争に少しでも近づくことがないよ
うにせよ、というのが、先の大戦で途方もない犠牲を払って、日本が得た教訓だ。戦
後の日本はその教訓の上に築かれている。その礎である9条を変えるというのは、と
てつもなく重大な判断である。

さらに、あの原発事故は夥(おびただ)しい数の人から故郷を奪い、大事な国土の一
部を放射能で汚して、事実上、二度と人の住めない土地にした。<あとで閉められな
い扉は開けてはならない>。そんなペルシャの諺(ことわざ)をあらためて苦々しく
想起する。

大震災後初の衆院選が始まった。ここで問われるものとは、だから、私たちが失敗や
悲劇から学べる国民なのかどうか、である。

「何となく」は禁物だ。この国の行く末、子どもらが生きていく国のありようを決め
る投票―。そう考えれば、こんなに怖い選挙はない。

(以上)

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