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2011年02月02日

「TPPへの懸念」逢坂誠二

日本の大メディアの「報道」はフェアな議論などまったく展開できていない。「消費税」「TPP」は大賛成。反対派の意見を賛成派と同じようには扱っていない。知り合いいわく、メディアの報道は「ヘドが出るほどひどい」。

 

以下は、民主党逢坂議員の1月7日の「逢坂誠二の徒然日記」の一部。

 

TPPへの懸念
この30年あまり、防衛、外交、経済などを含む日本国のかたち、あり方に対する、大きな議論が無かったことが、今の日本の混迷を招いた一つの大きな要因であることは、色々な場面で、私が何度も指摘しているとおりです。

ならば日本は、どんな国であらねばならないのでしょうか。現在、私に、それに対する決定的な考えがあるわけではありません。しかし、戦後日本が一貫して推し進めてきた、経済拡大路線だけではないのではーーー、という気持ちがあります。

戦後の経済復興から高度経済成長期を経て1985年のプラザ合意まで、日本国は、終始一貫して経済のパイを大きくすることに奔走してきました。その後も、さらに経済の拡大を目指す方向に血道を上げてきました。しかし、その努力が報いられることもなく、20年以上が経過したのです。

経済拡大努力が実らない理由は、バブル経済とその崩壊をなど、日本の政策が必ずしも適切でなかったことが一つです。加えて、人口増加の停止と人口減少が経済縮小の大きな理由であることは明白です。さらに生産コストの安い国々の出現も大きな理由です。

つまり今の時代、経済を拡大するためには、適切な政策に加えて、「人口減を上回る勢い」をもつ必要があることと、「安いコストを上回る優位点」を見出すことが必要になります。以前と同じ考えで経済を拡大するのは、極めて厳しい状況になっていることを知るべきなのです。これを理由として経済拡大路線を否定するわけではありません。しかし以前と同様な経済拡大には、質の高いものを製造して販売する以上の特別な工夫が必要なのです。

加えて、「さらなる経済の拡大が私たちに本当の幸せをもたらすのか」、という点も十分に考えるべきポイントです。

私が生まれた頃に比較して、物質的には確実に豊かになりました。食べ物も豊富です。日本人の寿命も延びました。移動も便利になりました。一方で、自殺や独居老人の孤独死が増加しています。子どもへの虐待も社会問題となっています。さらに数多くの、解決の難しい課題を抱え込んでいるのが今の時代です。経済拡大を基調とした物質的豊かさの追及と真の幸せな暮らしとは、少し帰着点が違うのではないかと思うのです。仮に経済拡大基調を今後とも継続するにしても、真の幸せとは何かを考えることなしに、単なるGDPの維持や拡大だけが目的となってはダメではないでしょうか。

さらに今後の地球のあり方についてです。二酸化炭素排出量の抑制と埋蔵量の枯渇から、化石燃料の限界が指摘されています。世界的な人口爆発によって、食料や水の不足が指摘されています。21世紀に入っても、文化や宗教観の違い、あるいは歴史的理由によって、さらに経済の格差によって、未だに紛争やその火種が絶えない現状です。こんな中で、GDPの維持拡大を目的とする政策に安易に与して良いのか、慎重さが必要なのではないでしょうか。

私は、経済成長を否定しているのではありません。しかし、何を大切にした国づくりをするのか、どんな姿をめざした国づくりをするのか、その将来像を国民全体で十分に共有しないで、未だに経済パイの維持拡大を主眼とする政策に乗り出すことに、強烈な不安を覚えるのです。

日本の守るべき文化や伝統は何は何か、国民のより良い幸せのために準備すべきことは何か、日本の都市や農山漁村はどうあるべきか、日本の家族や個人はどうあるべきか等々に対して、一定の考えを持たねばなりません。

明日食べるものもない、住むところもない、そんな時代ならば、経済のパイの拡大が、これらの問題を自動的に解消してくれました。しかし、今我々が抱えている課題は、経済のパイの維持拡大だけでは、自動的に解決されないのです。逆に、そのことがさらに問題を複雑にする可能性も否定できません。

こんな中で、今以上に、社会を複雑にする可能性の高いTPPへの対応は、1次産業崩壊の不安を超える、さらに大きな懸念があるのです。アメリカのように、国を開くことが、ある種の国の出発点であり、レーゾン・デートルとなっている国には、TPP是非議論の必要が少ないのかもしれません。しかし日本は違います。確かに日本も戦後、貿易立国として成長し、様々な問題を解決してきたことは事実です。しかし、この20年余り、その手法に限界が見えてきた今、十分な議論をせずに、再度、その戦線を拡大することは、よくよく慎重であるべきだと考えます。

資本や金融もグローバル化していますが、そのことも念頭におきつつ、しばらくの間、この問題を熟考してみます。

(以上)

 




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