2009年09月30日
重要なことは記者クラブ廃止
(時事通信)
岡田克也外相は29日の記者会見で、外相と副大臣、外務報道官が外務省で行う記者会見を「原則としてすべてのメディアに開放する」と発表した。同日の会見には、外務省記者クラブに所属しないインターネット・メディアやフリー記者、外国人特派員ら30人程度が出席した。
(中略)
「これ以上従来のやり方を続けると(記者クラブに加盟していない記者の)取材の機会を奪うことになりかねず、国民の知る権利にもかかわる」と述べた。
(時事通信のニュースここまで)
取材の機会を奪っているのが、大手メディアと政府です。つまり、皮肉なことですが、政府と大手メディアが「国民の知る権利にもかかわる」ことをおこなっているわけです。まぁ、岡田外相は今回全面開放しましたが、当然のこと。開放するのはあたりまえのことで、重要なことではありません。重要なことは記者クラブを廃止することです。報道は、本来、記者クラブ中心、政府の発表中心であってはなりません。そういうのは超最低レベルの報道です。
スキャンダラス安倍政権をアシストするメディア
安倍さんとディナーを楽しむジャーナリスト、メディア幹部 2017年
安倍さんとディナーを楽しむジャーナリスト、メディア幹部 2016年
安倍さんとディナーを楽しむジャーナリスト、メディア関係者 2015年
安倍晋三首相とディナーを楽しむジャーナリスト、メディア関係者 2013年
安倍首相は説明責任を「放棄」
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Posted by take at 10:25│Comments(4)
│メディア・サーカス
この記事へのコメント
久しぶりにコメントさせていただきます。
今朝の朝日新聞に、この件について記事が載っていました。
相次ぐ大臣による記者会見の開放が行われていて、「記者クラブも模索」しているのだとか。フリージャーナリストの上杉氏のコメントも載せられていて、この問題に前向きに取り組んでいくように思うのですが、最後のほうでは記者クラブの存在を肯定するような内容だったり、当然といえば当然のことながら、これまでの記者クラブの問題点などは触れられていませんでした。
やはり記者クラブは存在して欲しいのが大手メディアの本音なのだと思います。記者クラブの存在を当然のこととして、政治家と一体になり、自分達も特権階級にいると錯覚してきた、ジャーナリストもどきの人達の書いたものを、鵜呑みにしてきた自分が情けなくなります。「大本営発表」は戦時中だけのことではなかったのですね。
機会があれば友人達にもこのブログを紹介していきたいと思います。
今朝の朝日新聞に、この件について記事が載っていました。
相次ぐ大臣による記者会見の開放が行われていて、「記者クラブも模索」しているのだとか。フリージャーナリストの上杉氏のコメントも載せられていて、この問題に前向きに取り組んでいくように思うのですが、最後のほうでは記者クラブの存在を肯定するような内容だったり、当然といえば当然のことながら、これまでの記者クラブの問題点などは触れられていませんでした。
やはり記者クラブは存在して欲しいのが大手メディアの本音なのだと思います。記者クラブの存在を当然のこととして、政治家と一体になり、自分達も特権階級にいると錯覚してきた、ジャーナリストもどきの人達の書いたものを、鵜呑みにしてきた自分が情けなくなります。「大本営発表」は戦時中だけのことではなかったのですね。
機会があれば友人達にもこのブログを紹介していきたいと思います。
Posted by calen at 2009年09月30日 13:08
calen様
ご意見ありがとうございます。
「ジャーナリストもどきの人達」という表現には思わず声を出して笑ってしまいました。
おっしゃる通り、記者クラブの問題は大変大きな問題でしたが、大手メディアは議論しませんでした。というか、批判があってもほとんどいつも無視していました。
やはり、人間は弱いので、常に首相や大臣などを取材していたり、大きな会社の名刺を持って取材していたりすると、自分もえらいと錯覚してしまうのでしょう。
calenさんご自身が情けないと思う必要はないと思いますよ。反省するのはメディアのほうです。あれだけ、小泉構造改革を煽ったり、十分な議論なしで「郵政民営化」を支持したり、安倍氏の応援団になったりしていたのですから、。しかし、残念ながら、その反省がまったくないのです。他の人には謝るまで、しつこく取材をしておいて、自分たちのミスに関しては知らんぷり、という感じです。
ご意見ありがとうございます。
「ジャーナリストもどきの人達」という表現には思わず声を出して笑ってしまいました。
おっしゃる通り、記者クラブの問題は大変大きな問題でしたが、大手メディアは議論しませんでした。というか、批判があってもほとんどいつも無視していました。
やはり、人間は弱いので、常に首相や大臣などを取材していたり、大きな会社の名刺を持って取材していたりすると、自分もえらいと錯覚してしまうのでしょう。
calenさんご自身が情けないと思う必要はないと思いますよ。反省するのはメディアのほうです。あれだけ、小泉構造改革を煽ったり、十分な議論なしで「郵政民営化」を支持したり、安倍氏の応援団になったりしていたのですから、。しかし、残念ながら、その反省がまったくないのです。他の人には謝るまで、しつこく取材をしておいて、自分たちのミスに関しては知らんぷり、という感じです。
Posted by take at 2009年10月01日 23:35
記者クラブ廃止問題は 私たち国民にとって重要かつ緊急の問題たと思います。昨日の朝日テレビのスーパーモーニングという番組で 官僚側の記者会見が政府によって禁止されたことについてけしからん!という内容だったのですが、そのときにコメンテイターの一人として出演していた週刊朝日の山口一臣さんが「記者クラブ以外のジャーナリストたちに記者会見が開放されていないのが非常に問題だ」といった内容を発言されたのですが 大谷さん 玉川さんら皆に無視されてしまいました。ここに私は 大メディアのおごりを感じざるをえませんでした。自分たちは民主主義を語っているつもりなのかもしれませんが あくまで自分たちのための都合の良い民主主義であって国民のための民主主義とは何かということを完全に忘れています。上杉さん 日本の民主主義が少しずつでも前進するように これからも どんどん がんがん発信していって下さい。応援しています。
Posted by 三好ゆき子 at 2009年10月03日 22:20
三好ゆき子様
ご意見ありがとうございます。記者クラブが厳しく批判されている記事を16年前にアメリカの新聞で読みました。基本的に状況はその当時と変わっていません。それもそのはず、大手メディアは自分たちに都合の悪いことは取り上げてこなかったからです。大手メディアは、日本の社会のことなんかより、自分たちの利益ばかりを考えている人がほとんどではないでしょうか。大谷氏のそのような態度は大きな問題です。自分たちはかなりえらいと思っているのでしょう。このようなジャーナリストが出てきてコメントしているような番組のレベルもかなり低いです。
ご意見ありがとうございます。記者クラブが厳しく批判されている記事を16年前にアメリカの新聞で読みました。基本的に状況はその当時と変わっていません。それもそのはず、大手メディアは自分たちに都合の悪いことは取り上げてこなかったからです。大手メディアは、日本の社会のことなんかより、自分たちの利益ばかりを考えている人がほとんどではないでしょうか。大谷氏のそのような態度は大きな問題です。自分たちはかなりえらいと思っているのでしょう。このようなジャーナリストが出てきてコメントしているような番組のレベルもかなり低いです。
Posted by take at 2009年10月04日 10:10
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