2009年07月10日
東国原知事の「淫行」問題
明治学院大学法学部学部長である川上和久氏が自身のホームページで東国原知事を報道するメディアのサーカスぶりと東国原氏の過去の淫行などの問題にふれている。川上氏は私も何度もお世話になっていて、川上氏の冷静な分析は国内外のメディアに何度も取り上げられている。以下、川上氏の意見だ(一部抜粋)。
「7月に入って、東国原知事がメディアをジャックし、国政への転身を必死にアピールしている。
(中略)
我が国の現下の課題は、地方分権だけではない。それを、地方分権を『錦の御旗』に、自分を国政で高く売り込もうとするパフォーマンスと、それに飛びつくマスコミ。政権維持にそれを利用しようとする自民党。
自民党の政治家の中で、さまざまな政策課題がある中で、過去に淫行などの問題があった東国原氏を、『尊敬できるリーダー』として先頭に立てていこうと本気で考えている政治家がどれだけいるだろうか?
せいぜい、選挙に少しでも有利になるための『広告塔』の役割を期待しているにすぎないし、有権者にそれを見透かされれば、あっという間に有権者から離反されてしまう。
宮崎を踏み台に、国政へのステップアップを図るあまり、東国原知事が何か大きな勘違いをしているように思えるのは私だけだろうか」
また、昨日、産経新聞の1面コラムで櫻井よし子氏も、東国原知事に頼る自民党を痛烈に批判している。「タレント時代、東国原知事が16歳の少女への淫行で事情聴取を受けたのは周知のこと」であり、もし万が一、東国原氏が自民党総裁となり、海外のリーダーなどとの会議の際、「諸国のメディアは各首脳の人物紹介で、少女淫行の一件に触れるだろう」と櫻井氏は述べている。
国際会議などに行かなくてももうそろそろ報道されるのではないだろうか。時間の問題だろう。淫行や暴行の問題のあった人間がメディアでもてはやされ、落ちぶれた自民党は彼の「人気」に頼ろうとしている。しかも、彼は首相になりたいらしい、と。
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