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2009年10月05日

EUも批判していた記者クラブ

記者クラブという閉鎖的な組織は海外からも厳しく批判されている。
以下は、2003年12月16日に発表された「日本新聞協会の見解に対する駐日欧州委員会代表部のステートメント」の抜粋である。このように、記者クラブ中心の報道は、日本の国のためにもならないと国内外で長年指摘されているのだ。

(全体を読む場合はこちらをクリック。ステートメント全文

「記者クラブ制度(よって、一次情報源へのアクセス)から除外された記者に及ぼされる差別は、外国の記者のみならず、雑誌など当該制度に組み込まれていない媒体で働く数多くの日本のジャーナリストにもあてはまるものである。

これは、単なる通商問題をはるかに超えた根本的な問題を提起している。例えば、報道の質および記者活動の質という問題である。もし、ジャーナリストが管理された情報を一方的に与えられることに慣れてしまえば、自らの報道活動に対する意欲や熱意がそがれてしまうであろう。

さらに、日本発のニュース報道の質、すなわち世界のマスコミにおける日本のイメージの問題もある。日本においてニュースへの公平なアクセスが存在することは、世界のメディアにおいて日本の姿が正しく報道されるために不可欠である。このことは、我々欧州人の中でも対日投資に関心を持つ人々にとって、大変重要な問題である。また、日本への観光を促進したいと考えている人々にとっても直接的に関係するものである」

  


2009年10月04日

記者クラブ制度は差別制度

記者クラブは制度化された差別。
政府とメディアが協力してこの差別を続けてきた。なぜか?実力のない者(今までの政権とメディア)にとっては都合のよい制度だからだ。記者クラブに陣取って、政府の発表を「記事」やテレビの「ニュース」にしていればいいなんて、楽でしょうがない。防衛省でも他の省でも、記者会見で、大臣に「給付金を使いますか?」なんて同じような質問をしていた。

 

そんな差別制度のもとで記者をしていた方々が大学で教授として「メディア学」や「ジャーナリズム」を教えている。授業料を支払っている学生は、そのような方々に教えられるので、本当のジャーナリズムなんてわからない。先進国で、政府やジャーナリストが他のジャーナリストを排除するなんて国がどこにあるのか。

 

以下の私の記事で元NHK政治記者だった川﨑泰資氏は次のように話している(注・1年前に掲載されたものなので、当時はまだ自公政権だった)。

 

「劣化する日本メディアの再生の道は記者クラブ廃止」

 

今の大手マスコミは「会社の広報と同じ。政治記者が政府自民党の広報をやっている。こんなにひどいジャーナリズムはない。日本のメディアは権力を追及しないんだ。追及していたら、とうの昔に自民党政権は終わっているよ。メディアは自民党に対抗しようとする勢力に対して、すぐにケチばかりつける。自民党の連中が言っていることと同じことを記者が言っている」

 たしかに、小沢一郎にも民主党にも問題があるが、ジャーナリズムは、日本の社会にとって、今、何が大切かを考えるべきだと川さきは強調する。「権力は自分の力で何でもできる。その権力をチェックして、世の中のバランスを保つのがジャーナリズムの役目でしょう。しかし、メディアの方から自民党に歩み寄っている。そのほうが、自分たちにとっても、自分の社にとっても安全だと思っている」

(中略)

 「(報道機関の)トップがジャーナリズムを知らない。上司がジャーナリズムを実践していない、だから日本のジャーナリズムは敗北した、死んだと言っているのですよ。大きな組織の中でジャーナリズムを貫徹しようとすればクビになるか、クビにならないまでも左遷される」

(記事の抜粋ここまで)

 

ジャーナリズムを実践していたら、広告やコマーシャルには出ないでしょう。

  


2009年10月03日

メディアは「イメージ・メイキング産業」(1)

新聞、通信社、テレビなどのメディアは「イメージ・メイキング産業」だという批判をよく聞く。メディアは、最近の仕事として、鳩山首相や一部の大臣や自民党議員らのよいイメージを一生懸命つくろうとしている、と感じるのは私だけか。

 

以下は、9月29日の時事通信の「ニュース」だそうだが、最初読んだとき、自民党の広報誌かと思った。

 
防衛のエキスパート=石破茂氏・自民党新3役の横顔

 防衛相、農水相などを歴任した政策通で、党内屈指の論客として知られる。麻生内閣の農水相在任中は、事故米問題などを受けた農水省改革に取り組む一方、主食用米の生産調整(減反)政策の見直しを主張し、党内の農林族議員から猛反発を受けた。(中略)軍事関連の知識の豊富さは「オタク」の域に。戦闘機のプラモデル作りが趣味。

(記事はここまで)

 

タイトル「防衛のエキスパート」と最後の「軍事関連の知識の豊富さ」を見て思わず笑った。そりゃあ長いこと大臣だったのだから、知識が豊富だろうしエキスパートだろう。知識が豊富でないと、国民も困る。


文末の「戦闘機のプラモデル」の話なんかどうでもいではないか。それよりも、
イージス艦あたごの漁船衝突事故や、最近の自衛隊の不祥事などはまったく言及していない。一番近いポジションで仕事をしている記者たちは、何を取材しているのだろうか。記者クラブに陣取って、まともな報道もできていないではないか。ほんとうにとことんレベルが低い。時事通信の方々は、三宅勝久氏の「自衛隊員が死んでいる」(花伝社)や「自衛隊という密室--いじめと暴力、腐敗の現場から」(高文研)を読んだ方がいいのではないか。


参考までに

石破大臣の答弁は支離滅裂、3機のヘリの謎を語れず。保坂展人



 

 

  


2009年10月02日

鳩山首相はIOC総会に出席している余裕があるのか?

別に彼の出席に反対しているわけではない。しかし、政権発足後(しかも未経験の民主党で)間もなく、国内問題は山積、景気悪化で失業者もホームレスもあふれている(日本のメディアは取り上げないが)。そんななかで、総会出席と往復に3日間も費やしてしまう余裕がいったいどこにあるのかという声があってもいいと思うが、メディアの報道にはほとんどないようだ。

最近は国のリーダーが出席すると有利だと言われている。例えば、2012年のロンドンオリンピックが決定した際にはイギリスのブレア首相が、2014年のロシアのソチ冬季オリンピック決定時にはプーチン大統領が出席していたという。

 

ちなみにパワーインデックスによると、予想通り、リオデジャネイロが優勢のようだ。

リオデジャネイロ84、シカゴ83、マドリードと東京が80。

 

  


2009年10月02日

ウクライナを泣かせた砂のアニメーション

ウクライナを泣かせた砂のアニメーション
タイトルをクリックしてください。とても素晴らしい「砂のアニメーション」です。このYouTubeでは300万以上のクリックがあります。ウクライナは第二次世界大戦で最も犠牲者の多かった国。当時の人口の25パーセントが戦争で命を落としたそうです。シモノヴァさんの砂の物語はドイツ侵攻後のそんな国内の荒廃ぶりが描かれています。物語の最初の場面では美しい星空のもとベンチに座っているカップルが登場。すると戦闘機が現れ、幸せな場面が人々の泣いている顔に変わります。次に赤ん坊と女性の笑顔に戻り、ウクライナの無名戦士の碑が出てきます。シモノヴァさんは、賞金で質素な家を建て、子どものためのチャリティを設立したということです。

「私は、自分の知っている子どもが手術が必要だったので、ただ助けたかっただけ。国中を泣かすつもりはなかった」イギリスのガーディアン紙に話しています。

  
タグ :ウクライナ


Posted by take at 14:41Comments(0)ニュース