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2009年10月16日

「外国人は。どうでもいいんだ」石原都知事

次のリンクは石原都知事の記者会見の一部です。ジャーナリスト横田一氏が質問しています。いつも思うのですが、なぜ、この方が「国際都市」東京の知事さんなのでしょうか。新聞の第一面にでかでかと意見を掲載させてもらったり、頼みもしないのに(実際頼んでいたりして)イメージ・メイキングをしてくれたりすれば、海外でどう見られているかなど気にならなくなりますね。

(以下抜粋です。全文はこちら。)

横田

オリンピック招致でですね、海の森を整備する一方でですね、同じ規模の東京近郊最大の里山の南山をですね、つぶしてニュータウン開発せよという事業に都が48億円投入しようとしている(稲城市・南山東部土地区画整理事業)と。これが環境オリンピックと矛盾するんではないかと。国連の、あの

知事
あなたね

横田

平和大使のポール・コールマン(環境活動家)さんが手紙でオリンピック招致のマイナスになるんではないかという手紙を知事あてに送られているんですが、南山開発に対するご見解、あるいは

 

知事

東京のことをよく知らない外国人がね、口を入れてくるのは、あなた自身がだな、要するにその人間に肩持ってものを言うならね、東京の10年計画(緑の東京10年プロジェクト)ってのは知ってるのかい、緑に関する。

 

(中略)

 

いや、ポール・コールマン、知らないわ、外国人は。どうでもいいんだ、そんなのは

(以上)

 

  


2009年10月16日

霍見芳浩 「東京五輪招致」に関して

以下は、ニューヨーク市立大学の霍見芳浩氏にいただいた論文の抜粋です。石原都知事のイメージ・メイキングが得意なメディアからでは分からないことが書いてあります。

 

 

IOCも世界も、「東京五輪招致」は、国粋右派で偏狭で外国人嫌いの石原慎太郎知事が、自分の政治力誇示と、これまでの東京都失政隠ぺいの為に無理押ししていると知っていた。IOC委員の多くは、「石原五輪誘致」は、古代ローマ帝国の末期に腐敗した皇帝が、ワインとサーカスをふるまって、市民の反感をかわそうとしたのと同じと見ていた。

 

しかも、「環境保全のグリーンの東京五輪」のスローガンは、不人気の石原知事が今春、ツケ焼刀でデッチ上げたものだった。5月に国連の「平和大使」のポール・コールマン氏が東京を訪ねて、石原知事の里山(稲城市)のニュータウン工事が自然を破壊していると非難していた。すると石原知事は「外国人のくせに」と国連派遣の環境専門家をののしった。これが、IOCに直ちに伝わった。シンタロー知事が、米欧人を「毛唐」、中国人を「シナ人」呼ばわりするのも、IOCには知れ渡っていた。

 

 IOCはじめ、世界の目は、「なぜ、鳩山首相が国粋右傾化と傲慢な日本の象徴の石原知事のオリンピック誘致に加担したのか」という日本不信の疑惑に満ちていた。鳩山首相は、世界での石原知事のイメージと重なるのが、いかに日本にとっても、本人にとってもマイナスなのかは気付かなかったのだろうか。石原知事は日本国民の多くが8月末の総選挙で拒否した「醜い靖国カルトの自民党日本」の象徴なのである。日本の外務官僚や商業大メディア人には世界で日本はどう見られているかの国際感覚は無い。有れば、石原「皇帝」知事と組んで、無邪気な大衆を煽り、鳩山首相をIOCの珍道中に狩り立てたはずは無かった。

(以上)