2009年09月30日
「有害俗悪な番組が多い」テレビ東京・菅谷会長
「有害俗悪な番組が多い」テレビ東京・菅谷会長
以下は、9月26日付下野新聞の記事の抜粋。これだけはっきり問題点を指摘できるなら、実行してもらいたい。でも、もう遅いかも。テレビ離れはかなり深刻な状況。
(以下は記事です)
「小さくても最良のキー局に」しもつけフォーラムでテレビ東京会長
下野新聞社主催の第78回「しもつけ21フォーラム」が25日、宇都宮市のホテル東日本宇都宮で開かれ、テレビ東京の菅谷定彦会長が「修羅場での戦い-民間放送界」と題して講演した。経営悪化が顕著な民放界で、「規模が小さくても、クオリティーの高い番組で最良・最強のキー局を目指す」と語った。
地上波テレビ127社の約半数が赤字となっており、「今年も相変わらず悪い。今がどん底ではないか」と分析。経営悪化の要因として、1兆円を超すデジタル化投資、激減するコマーシャル(CM)、インターネットなどの影響による視聴率低下の3点を挙げた。
さらに、番組内容の質の低下が一番の問題点と指摘。 「虚偽報道やデータ捏造などだけでなく、全般に有害俗悪な番組が多い。役に立たず、心に残らない番組を作り続けることでテレビが衰退するのは見逃せない」と危ぶんだ。
(抜粋ここまで)
2009年09月30日
重要なことは記者クラブ廃止
(時事通信)
岡田克也外相は29日の記者会見で、外相と副大臣、外務報道官が外務省で行う記者会見を「原則としてすべてのメディアに開放する」と発表した。同日の会見には、外務省記者クラブに所属しないインターネット・メディアやフリー記者、外国人特派員ら30人程度が出席した。
(中略)
「これ以上従来のやり方を続けると(記者クラブに加盟していない記者の)取材の機会を奪うことになりかねず、国民の知る権利にもかかわる」と述べた。
(時事通信のニュースここまで)
取材の機会を奪っているのが、大手メディアと政府です。つまり、皮肉なことですが、政府と大手メディアが「国民の知る権利にもかかわる」ことをおこなっているわけです。まぁ、岡田外相は今回全面開放しましたが、当然のこと。開放するのはあたりまえのことで、重要なことではありません。重要なことは記者クラブを廃止することです。報道は、本来、記者クラブ中心、政府の発表中心であってはなりません。そういうのは超最低レベルの報道です。