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Posted by 京つう運営事務局 at

2009年02月13日

この時とばかりに叩きに叩くメディア A・ロッド報道に関して

市民メディアJANJANに興味深い記事があった。
禁止薬物服用を認め謝罪したA・ロッドは現代のジョージ・ワシントン?! −アメリカの精神文化としての謝罪と許し
佐藤弘弥記者の記事だ。アメリカの超スーパースターのA・ロッド(アレックス・ロドリゲス)(現在ニューヨーク・ヤンキース)がテキサスレンジャース在籍時に薬物を服用したことを認め、謝罪した。日本のメディアが大好きなトピックである、破格のサラリー約280億円が移籍金だった(10年で)。
確かに彼は米メディアで批判されているが、日本とは比較にならない。多くのアメリカメディアは個人を叩くより、スーパースターが禁止薬物服用にいたった背景に焦点を当てているように思う。その一方、日本では薬物使用を認めたスポーツ選手に対して、この時とばかりにメディアは叩きに叩く。この「報道」そのものがスポーツになっているようだ。その選手だけでなく、家族のところまでにもわざわざ行って、謝罪を要求しているようだ。こんな「報道」の仕事はやりたくない。やっていて情けなくないだろうか。
確かにアメリカ国民は寛容に受け止めているが、日本ではやはりここまでの寛容性はないだろう。
「寛容性」というよりは、最近の日本の人々、とくに都市で働く多くの人々はかなりムカついている。しかし、その不満を吐き出せない。「寛容性」が入る余地はないのではないか。
日本では、アメリカ人と異なり、多くの人々は言いたいことを言えない。「セクハラされても我慢して仕事をしてきた」というコメントは何度となく耳にした。景気が悪いから、上司や同僚との関係を悪くして、職を失いたくないという気持ちもあるのだろう。
英語で言うと"grin and bear it"(笑って耐える)という表現がある。日本の人々はgrin and bear itをやり過ぎているから、いざ爆発するときはものすごい。それは家庭での子どもや妻に対する暴力となって爆発する場合も少なくない。
以前、一緒に仕事をしていた女性はいつも笑顔で、言葉遣いも丁寧な感じのよい人だった。しかし、いざ、上司のことに話題が変わるとものすごい顔で憤慨した。その時の彼女の握りこぶしをいまだに忘れることはできない。
彼女のような人が多いと、叩きに叩くメディアの報道も異常とは見えないのかもしれない。